静岡保守の会|会報8月号

静岡保守の会会報8月号


 八月十三日に「NHKスペシャル 731部隊の真実」が放映されたそうです。百パーセント捏造がハッキリしているので、またかという気持ちでいましたが、ネット上では早速

「その存在については、当初、右派から捏造説がしきりにいわれてきたが、歴史家や研究者の実証的研究で事実であることがほぼ確定している。731部隊研究の第一人者である常石敬一・神奈川大学名誉教授は、隊員数は三千人弱で、十年間に二千とも三千とも言われる人を人体実験によって殺害していたこと明らかにしている(LITERA)」

 「NHKで放送したのだから真実だということが分かった」等など工作が始まりました。保守の会会報を読む皆様は、こう言われたなら是非反論をしていただきたいと思います。

 まず第一に、「NHKスペシャル」「新・シルクロード」他、中国関連の番組はすべて「北京メディアセンター」が孫請けとなって製作されているということです。

 1980年、NHKは中共政府の支援を受け、当時外国人がいっさい立ち入れなかったシルクロードの取材を敢行しました。この「日中共同制作シルクロード絲綢之路」が大評判をとり、シルクロードブーム以降、NHKに莫大な利益と利権をもたらしました。いまNHK及び関連会社にいる上層部はほとんど皆この「シルクロード」の恩恵を受けた人なのです。

 この後、中国中央電視台(CCTV)とNHKは合弁会社「北京メディアセンター」を設立します。現在NHKはこの経営から撤退していますが、今でも中国関連の大型ドキュメンタリーやイベント、コンサートなどは必ずこの北京メディアセンターが中心となって制作を行っているのです。これでは番組に共産党独裁国家の意向が入らないわけがないのです。

 第二に731部隊の話はベストセラー推理作家の森村誠一が中共の招きに応じ取材した「悪魔の飽食(1981年)」が発端です。

 当時の森村誠一のブログを見た時、自慢げに『中国人民の親切には感激した、立ち入り禁止区域にまで私を案内してくれたのだ』と書いて、たくさんの風景写真をアップしていたのです。

 立ち入り禁止区域に入れたということこそ、中共政府の使嗾があった証拠じゃないか、と思いましたが、流石に自分の愚かさに気付いたか、中共の人間に叱られたか、間もなくそのページは無くなっていました。

 「悪魔の飽食」に使用された写真はどれも捏造されたものでしたが、当人は「(731部隊)隊員から提供された写真の中にインチキ写真が混入されていた」と弁解しています。

 また生き残りだという現地人の証言もありましたが、「すべて焼かれ破壊され何も残っていない」と言いながら、「こちらの学校が731部隊の実験をしたところです」という矛盾ぶりでした。

 けれども現在、中共政府は歴史戦の一つに「731部隊」を掲げているそうです。今後は緻密な攻撃を仕掛けてくると考えなくてはいけないでしょう。

 米国立公文書館は731部隊(関東軍防疫給水部)に関する機密文書十万ページを公開しています。1999年日本の戦争犯罪の証拠を見つけるため、クリントン政権下でこの文書を徹底的に調べましたが却って日本軍の犯罪行為がなかったことを確認したのです。

 反日の人間から意見を求められたら、「731部隊は現地人を含む現地の人々の衛生管理と疫病の治療・研究に当たっていた」と述べれば十分だと思います。

 NHK番組中、ハバロフスク裁判(1949)に於ける日本人の犯罪の告白があったということですが、この裁判は四年間もの長い間の虐待、洗脳を受けた後の告白でした。これを考えれば、むしろソ連の犯罪性の証明ではないでしょうか。

 このNHKの悪質、それを追求しない政治のだらしなさ。絶望的な状況ですが、我々は諦めるわけにはいかないのです。