古事記

古事記ってみなさんご存じですか?

学校で昔教えてもらったけど、何だっけ? と思われる方もいらっしゃるかと思います。

古事記は日本の国で作られたもっとも古い歴史の書です。

まとめられたのは西暦712年ですから、奈良時代の初め頃、今から1,300年以上も前のことになります。

書かれた内容は、その当時からずっと遡って、神話の世界まで行き着きます。

この世界が生まれたところから物語が始まります。

えっ、それって歴史じゃないよ、って。

そうですね。歴史というのは事実を元にして語らなければなりませんよね。

ですから、古事記の途中までは物語で、途中からは史実ということになるでしょう。

そして、その境目にはあいまいなところがあって、ハッキリとここからは史実だと区切ることができません。

でも大切なことは、こうした物語を私たちに連なる先祖の人たちがずっと語り伝えて今にのこしているということなんです。

つまり、後世にむけて伝えていくのに値する素晴らしいものだと思ったから、今に伝わっているのです。

ですからこの古事記には、私たち日本人の大切なこころが込められているといわれています。

この古事記の数々の物語を、絵巻物の紙芝居として作られたのが、絵本作家で造形作家のたたらなおきさんです。

私たち静岡保守の会では、このたたらさんの紙芝居のことを知って、昨年のイベントで実物の紙芝居をお借りして上演してみたところ、とても大きな反響をいただき、今年もイベントで上演させていただきました。

これからも各地で上演を重ねていきたいと思っています。

とは言っても上演の会場に集まっていただける方達はどうしても人数が限られてしまいます。

そこで、絵巻物を動かしながら語りを入れ、更に音楽や効果音を入れた動画を作ってみました。

古事記の豊かな世界が、きっとみなさんに伝わることと思います。

動画はこれからも増やしていく予定です。

お子さんはもちろんのこと、大人の方々にも楽しんでいただける内容です。

どうぞご覧になってください。

むかしむかし、ずっとむかし、泥のようになっていた中から、たくさんの神さまが生まれ、そのなかのイザナギという男の神さまとイザナミという女の神さまが、いっしょにちからを合わせて国作りを始めました…

イザナギは語ります。「目に見えるものにも、目に見えないものにも、川のひとしずくにも神さまがいらっしゃる」と。

たたらなおきさんの温かくてダイナミックな絵巻物紙芝居の世界を、ぜひお楽しみください。

うぇ?ん、うぇ?ん、お母さ?ん! 赤子のように泣きじゃくっているこの男、その名もスサノオのみことと言います。

海の世界をおさめる神さまなのですが、死んでしまったお母さんのことを思って、まいにちまいにち、だだっ子のように泣いてばかり…

このスサノオが引き起こすいくつものできごとを集めたのがこの物語です。

みなさんがご存じの「ヤマタノオロチ」の話や「天の岩屋戸(あめのいわやと)」のお話もこのなかで語られています。

中国の物語、西遊記の孫悟空(そんごくう)のお話にもちょっと似たスサノオの物語を、たたらなおきさんの親しみやすくて迫力のある絵巻物紙芝居でお楽しみください。




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