静岡保守の会|会報10月号~「放射線の真実を学ぶ」勉強会

 十月十五日、島田市で札幌医科大学教授高田純理学博士をお招きして「放射線の真実を学ぶ」と題して講演会を開催いたしました。そしてひきつづき、ロバートストーン監督の映画「パンドラの約束」を上映しました。

 高田先生は、まず冒頭で、「放射能は危険だと思うかた」と尋ねられました。いくらなんでも危険がないとは言えないだろうと、聴衆の多くは手を上げました。

 ところが先生の認識からすると格段に安全なものと考えられているようで、様々な事例を示されました。

① 高田先生は逮捕覚悟で実際に帰還困難区域に牛とともに住んでみて放射線量を測定したがまったく政府が発表している予想値以下でありただちに帰還できるレベルであった。

② 帰還困難区域に居るよりも航空機に乗っている間の方が放射線量レベルは高いがパイロットや客室乗務員が早死にだと言う話は聞かない。

③ 癌細胞は正常な細胞よりも放射線に弱いので、喉頭癌を患った笑点の林家木久扇師匠は一回の放射線治療で簡単に治療を終えた。

④ 原爆実験の福竜丸事件で亡くなった方たちは全て当時の輸血が原因であった。新聞は真実を報道していない。この点について私も講演後調べてみたが、肝炎にならなかった生き残りの乗組員は現在も高齢で生存しており、輸血などの治療を受けられなかった原爆症の島民に死者は出ていないそうである。

⑤ 石炭火力の煤煙等で亡くなる人々は毎日数百人を数えるのに対し、風力発電やパネル製造で危険物を出す太陽光発電よりも原子力発電で亡くなる人は極めて少ない。

⑥ 広島の原爆投下後二日で復興のため電車を走らせているが、運転していたのは女子学生で現在も健康で暮らしている。など等を語られた。

 また原爆投下後直ちに昭和天皇は核兵器の残虐性に言及され、それ以前にも核兵器を開発しようとしていた軍部に対し中止を命じていたそうである。

 映画「パンドラの約束」は環境保護団体の人々の独白で構成されたドキュメンタリーである。最初は原発に猛反対する善良な人々が映し出される。そして科学技術の進歩によって省電力が進み原発一基分が簡単に節約できるという。それなのに悪辣な大企業や政府が原発を推進する。反対派はニューヨーク近郊の原発廃炉に追い込むことに成功した。

 そうした中、親子二代に渡って環境問題を主宰してきたような運動家が裏切り者のように原発建設に賛成していくようになる。省電技術が進んでも人々が豊かになればなるほど電力を消費し、風力発電、太陽光発電に依存すればする程、確実に化石燃料の消費ガ増えることが明らかになっていくのだ。

 十五日の講演会と映画についてかいつまんで記述したが、詳しく知りたい方は全講演を見ていただきたい。我が会員の尾白氏が講演を撮影しユーチューブにアップすると言うことです。(※この記事は平成28年11月の記事の再投稿です。)




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