静岡保守の会|会報6月号

保守の会会報六月号

昨年(平成二十八年)六月三日に、本邦外出身者に対する差別を禁じる「ヘイトスピーチ解消法」が施行されました。

このような一方的な被害者意識を煽る動きに、我々は懸念を感じていましたが、今月六月十日に一橋大の学園祭で予定されていた百田尚樹氏の講演会が中止に追い込まれました。その理由が百田氏が差別主義者でヘイトスピーチを繰り返している、というのです。

これこそヘイト、名誉棄損、ではないかと思うのですが本邦外出身者ではないので問題視されないのでしょう。

百田氏を招聘した学生グループに対し、四か月にわたって激烈な反対運動、恐喝が行われ、ノイローゼになった学生もいたそうです。
百田氏によればその一例として

「われわれとは別の団体の男が、講演会で暴れるかもしれないと言っている。負傷者が出たらどうするんだ」

これは直接的な脅しではありませんが、暴力をほのめかした 恐喝と言えるものです。やくざ映画などで、親分が「わしは何もしないけど、うちの若い者の中には血の気の多い奴もいるのでな」というセリフを連想させます。

また、外国籍のある女子学生が「百田尚樹の講演を聞いて、ショックを受けて自殺するかもしれない。その時は実行委員会としてどう責任を取るつもりなのか」という発言もありました。

これなどは悪質なクレーマーのセリフ以外の何物でもありません。いずれにしても、手慣れた「プロの活動家」のやり口です。
と述べています。

このため学生グループが警備会社に依頼したところ、執拗な反対派の圧力に警備の規模が大きくなりすぎ、他の企画にまで影響を及ぼすほどになったようです。この件に対しては国士「高須クリニックの高須院長」が「警備費用ならだしてやるよ」と応援していました。
この反対派というのは「反レイシズム情報センター」(ARIC)という団体で、代表は梁英聖という三十五歳の一橋大学院生の在日朝鮮人三世です。ARICでは出版物や新聞、ネットなどから、自分の気に入らない「差別発言」を探し出し、それをデータベース化することを活動としており、2017年6月現在で、120名を超える文化人や政治家などの、2700を超える発言が「差別発言」として認定されています。しかし百田氏によれば、そうして挙げられた発言のほとんどは差別とは何の関係もないものだそうです。
けれども左派系メディアやA氏などの公人がつぎつぎと公共の場で、百田尚樹氏が(そのような発言の事実がないにもかかわらず)レイシストであるかのように印象操作を始めてもいるのです。
ここで思い出すのは2009年に韓国で出された「親日人名辞典」です。この辞典に名前が載せられた4398人は日韓併合時代に日本に協力した者として(実際には朝鮮の近代化・法治・産業の発展に多大の貢献をした人々でしたが)糾弾され、貶められ、あまつさえその子孫は六十年を経て突然、財産を没収されたのです。

実際に「親日」と断定された人物の子孫が、この法律が違憲ではないかと訴訟を起こしましたが2011年、、韓国の裁判所はこの訴えを退け合憲判断を下しました。

この親日人名辞典では、政敵の名前を載せ、自分たちのグループの人間は載せてはいません。ARICのデータベースでも自分たちの意見に相容れない人物だけをあやしい根拠でレイシストと認定しているのです。そしてそれをサヨク連中は利用する。

我々は、つい韓国の呆れた行状を見て穏当を欠く発言をしてしまうかもしれません。けれども壁に耳あり、揚げ足を取られぬよう、「事実」と「区別」をよく認識して、心配りをして愛国保守の活動をしていきたいと思います。




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