静岡保守の会|会報30年4月号

わたくしごとを会報に挙げることも恐縮ですが、自分の欠点、挫折を鑑みて、相手(ひと)に対するとき、次の五つの事をいつも思うようにしてきました。

一.心配しない
一.詮索しない
一.否定しない
一.期待しない(相手が何かを当然してくれるべきと思うこと)
一.押し付けない

小さな目標で申し訳ありませんが、それ以来少し人生が生き易くなってきた気がします。

世の中にそうそう完全無欠な人はいませんし、当会でも求めてはおりません。

今言う完全無欠の人とは、自分のやりたい事業があったら自分ですべてコーディネイトし、参加者の心を集中し、奮い立たせ、イベント(事業)を最後まで責任を持って成功させる人のことです。

もしそんな人であれば、「相手が動いてくれない、やってくれない」と言って相手を恨む余地はないでしょう。

けれども当会では、完全無欠の人を求めてはおりません。会員であれば、最後までやり通す自信がなくても、定例会でアイデア、意見を出すことは出来ます。

煮詰まっていない意見は一時は否定されるかもしれません。けれども定例会出席の努力だけはしていただきたい。

会を重ね、仲間うちを周旋する中で、自分の考えもよりしっかりしたものとなり、やり遂げようという気力も出てくるものです。

今回の新事業の件については、仲間らしい、至誠ある対応を見てありがたく感じました。

参考に旧海軍兵学校時代、毎晩の自習終了5分前、机上を片づけ瞑目静座して、各自心中に発唱したという「五省」を転載します。

私の五訓と雲泥ですが、現在も海上自衛隊幹部候補生学校において唱えられているそうです。

五省

一 至誠に悖(もと)るなかりしか
〔誠実さや真心、人の道に背くところはなかったか〕

二 言行に恥づるなかりしか
〔発言や行動に、過ちや反省するところはなかったか〕

三 気力に欠くるなかりしか
〔物事を成し遂げようとする精神力は、十分であったか〕

四 努力に憾(うら)みなかりしか
〔目的を達成するために、惜しみなく努力したか〕

五 不精に亘(わた)るなかりしか
〔怠けたり、面倒くさがったりしたことはなかったか〕

以上 会報三〇年四月号




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